一連の騒ぎは２２日午前１０時『中村です。小学4年生です。こんなサイトを作りました。協力して欲しいです！』という「どうして解散するんですか？」というTwitterアカウントのつぶやきで始まりました。

民主党マスコットキャラクター「民主くん」のアカウントへ向けて『民主くんはじめまして！中村です。小学4年生です。ぼくは解散総選挙する理由を知りたくて、こんなサイトを作りました。協力して欲しいです！』というリプライが送られ、民主くんは「天才少年現る！とてもいい。皆さんもぜひ！」とリツィートしたところ多くの反響を呼びました。

最初の展開では「民主くんの自作自演ではないか？」というものです。中村氏はこれを完全否定、疑惑のツイートは止みませんが、正午すぎ、今度は技術的検証のツイートの嵐が始まります。

同サイトは英語表示にも対応しており、英語力は相当なもの。Webデザイン力も高くHTMLソースは非常に簡潔にまとめており、検証にとりかかったネット民たちを唸らせる程。ドメインを取得してサイトをたて、問い合わせメールアドレスを用意し、GoogleAnalyticsでアクセス解析を行い、Amazon-awsを使用して負荷分散対策までしてありました。

とても、小学校４年生には契約処理だけ見てもできるものではなく、すぐさまドメインからNPO法人「僕らの一歩が日本を変える。」が特定され、２１時にはサイトは同法人の代表青木大和氏の謝罪文に改変され製作に協力したTehu氏のサイトからも謝罪文が公開されました。

青木氏とは？

Tehu氏とは？

１９９５年生まれ。１４歳でiPhone用の無料アプリを開発し、ダウンロード数が世界第三位になるという偉業を達成し、アート・情報技術・エンターテインメント・ラジオパーソナリティー・アイドルプロデュースなど多岐にわたる仕事を手がけるスーパークリエイター。

正真正銘、若き大天才の２人。天才であるだけではなく行動力が伴っていて、近い将来に「やる気のない若者」時代に変革をもたらしてくれると思います。

今回はお騒がせになってしまいましたが、今後の活躍を期待します。