この緑色のマーク、目にしたことがありますか? その意味まで知っているという方は、まだ少ないのではないでしょうか。
Twitterユーザーの@PrinceRiceさんの投稿には、「知らなかった、覚えておきたい!」というコメントが多く寄せられています。
聴覚障害のある方を採用しているお店のマーク。こういうマークがあるのですね。知りませんでした。覚えておきます。 pic.twitter.com/RUNH2hfPxM
— Katz (@PrinceRice) 2015, 2月 13
呼び方は「耳マーク」。聴覚に障害がある方は、見た目では不自由があることがわかりづらく、日常生活で不利益な思いをすることが多くあります。このマークで、自分の耳が不自由であることを自己表現し、周囲に理解をお願いすることができます。
社団法人全日本難聴者・中途失聴者団体連合会が普及を進めているシンボルマークです。耳に音が入ってくる様子を矢印で表し、聞き取ろうとしている様子を表現しているそうです。
「聞こえない・聞こえにくい」と日常生活の上で人知れず苦労します。
聴覚障害者は、障害そのものが分かりにくいために誤解されたり、不利益を受けたり危険にさらされたりするなど、社会生活のうえで不安は数知れなくあります。「聞こえない」ことが相手にわかれば相手はそれなりに気遣ってくれます。目の不自由な人の「白い杖」や「車いすマーク」と同じように、耳が不自由ですという自己表示が必要ということで考案されました。
全難聴 耳マーク部 ーより引用
また、自治体、病院、銀行などがこのマークを掲示して、耳が不自由な方には申し出があれば必要な援助をする、という意思を示すという使い方もあります。
障害のある方が自主的に身につけられるよう、バッジやシール、ストラップなどのグッズも販売されています。このマークを身につけている人には、はっきりゆっくりと話したり、身振りや筆談を交えるなどの、相手が求める気遣いをしてあげられるよう、覚えておきたいですね。
original source: grape