東京海洋大学は2014年に絶滅危惧種に指定されているクロマグロの卵と精子になる生殖細胞をサバに移植する実験に成功したと報じられたニュースが注目されています。
発表によると今夏にも産卵して交配が可能になり、マグロの稚魚が誕生する見込みなのだそうです。絶滅危惧種に指定されたクロマグロを養殖して安定的に供給できる技術として実用化を目指すとしています。
サバはふ化から1年ほどで繁殖可能になります。大人になっても300グラムほどで、比較的小さな水槽でも育てられます。
今回の実験は、クロマグロから生殖細胞を取り出してサバのオスとメスの稚魚に移植するというもの。移植した生殖細胞がサバのオスの精巣やメスの卵巣に入り込み、体内で生きて増殖していることを確かめたとのこと。
このサバは成熟するとオスがマグロの精子を作り、メスがマグロの卵を産みます。交配させれば、マグロの稚魚が生まれるはずです。
この新技術が普及すれば、マグロの安定供給にも役立つはずです!是非、成功してほしいですね!
- 出典
- 日本経済新聞