就職活動は、あなたの人生の中で多くの時間を過ごす場所を選ぶ大切な活動です。むやみやたらに、いろんな会社に応募すればいいというものではありません。
先日、そんな就職活動で自分をアピールできない、夢を語れないなんていう人の記事が話題になりました。
「たくさんの会社に応募しなければならないのに、ひとつひとつの会社に志望動機なんてあるかよ、ばーか」といった言葉が書かれていました。「たくさんの会社に応募しなければならない」なんて決まりはどこにも、ありません。
でも、就職をするためにはたくさんの会社に応募しなければならないと思う気持ちはわかります。もしかしたら、その中の就職できた会社とうまくやっていけることもあるかもしれません。でも、それって「取り敢えず誰でもいいから出会った人みんなと付き合うきっかけを作ってみよう!」というのと一緒なのでは?
プライベートで、一緒に過ごす相手を探すのは恋人選び。会社はプライベート以外の時間を一緒に過ごす相手です。しかも、選ぶ会社によっては生活も左右されてしまいます。
もちろん、自分が相手を変えてやる!という人はどんな会社が相手でも大差ないかもしれませんね。でも、そうでない人は慎重に自分の好みにあった会社を選ぶ方がいいのかも?
①どんな会社?
まずは、どんな会社かちゃんと知りましょう。会社規模、行っている事業、商品やサービス。その中で、その会社が事業、サービス、商品を全て取りまとめているのか?それとも、一部だけなのか?その一部の仕事とはどのような仕事なのか?そんなことを推測しておきましょう。
今はインターネットでたくさんの情報を得られる時代です。その会社が今までどんなことをやってきたのか、会社概要は?社長はどんな人?そのくらいのことは大抵ネットで情報取得できます。
会社はどんなところなのか?入ってみなければわからない部分はたくさんありますが、少しでもわかることを調べておく。恋人選びで、外見や対外的な性格を知っておくのと同じことですよ!
②自分はなにが出来る?
自分はどのような人間なのかを、ポジティブに理解しましょう。悪いところを出さない努力はさておき、まずはよい面だけ考えて、他のひととくらべ、「どんな性格だから、こんなことが得意」とかそういうことを理解しておきましょう。
自分が相手に好かれることが出来るのか?相手にどんなところが好かれるのか?そういうことを考えるのと一緒です。
③志望動機は?
「この会社でこんなことが出来たらいい!」といったことをよく言いますが、適当に入れそうな会社を選んだだけで、その会社の中であなたになにかを成すことが出来るか想像できますか?
①で行った、いくつかの推測の業務の中で、②で行った自分がやれることをあてはめ、自分がいたら、その会社のメリットとなることを考えましょう。
それをやりたいと思えるなら、それをなぜやりたいのかが志望動機です。
④自分をアピール
志望動機が上記のようにできていれば、自分が会社にとってどんなメリットを与えるかを理解できているはずです。それを言えばいいだけです。それをあなたが「どれだけやりたいのか」や「どんなふうにやりたいのか」ということを伝えればいいのです。
あてずっぽうにその会社の規模からまったく外れたことを言うのは、会社に良い印象を与えられないかもしれません。
夢や、自分勝手なやりたいこと熱烈にアピールしても、会社がやっていることと合わなければ見向きもされません。
⑤誠実に正直に
自分を偽った内容が、会社とマッチングしたとしても、それはいつか破綻します。本当のあなたの性質が会社の性質とあわなければ意味がないのです。
もちろん、会社も役員が変わったり、上司が変わったり、事業や配属部署が変わったりして性質が変わっていいくこともあります。会社側が偽った内容であなたに実態を伝えることもあるでしょう。
でも、自分が偽っていたとしたら、最初から、本当の自分とのマッチングはあり得ないのでは?
まとめ
面接までこぎつけたら、その会社の知りたいことだけど情報が得られなかった部分をどんどん聞いてしまいましょう。面接官は先に質問をしたがるかもしれませんが、相手のことを知った上で答えたほうがいいに決まってます!
自分の質問に、もらえた答えが失望するものであったら、縁がなかったということです。