NHKが受信料の料金体系と受信料徴収を見直しが行われているようです。
「若い世代を中心に増えている『テレビはないけど、インターネットが使える世帯』は、地上波のみの受信料である月額約1300円よりも少し安くしてはどうかという案がある。1000円くらいなら若者でも払えるのではないかという仮説だ。
『テレビもあって、ネットも使える世帯』は衛星放送も見られる受信料と同じ2230円か、それとも新聞社には宅配版に加えてネット版を申し込むとプラス1000円かかるサービスがあるから、それに倣ってプラスアルファしてもいいか……といろいろな案をいう人がいる」(幹部局員)
さらに、徴収を他人任せにする検討まで行なわれているようです。
例えばネット利用者を捕捉すること自体が難しいから、プロバイダーに代行徴収してもらって、一括で支払ってもらうのがいいのではないか──というものです。
NHKは2016年度から番組をネットで同時配信するなどインターネットサービスの強化を打ち出していることから、国会のNHKの予算審議では「ネット利用者からの受信料徴収を狙うNHKの新経営方針」がテーマとなる可能性が高いのだそうです。
「今後は番組だけでなく、『情報を売る』組織へ変貌を遂げる。テレビ放送だけで生き残りを図るのは公共放送でも難しい時代になり、ネット分野に活路を求めた。ネット配信のコンテンツは『放送』といえるのかという微妙な問題もあり、放送法を改正する必要が出てくるかもしれない」
ネットの反応
これに対してネット上では、以下のような声があがっています。
- 押し売りテレビ
- だから、受信しないのに『受信料』ってなんなんだよ。
- ネットもテレビもありませんwwwwww
- 金額の問題じゃねえだろ・・・。なぜ使わないもんに金は払わんといかんのだ
- 徴収するならネットでもNHK全部見れるようにしてよね
- ヤクザすぎる。金が無いのではなく、見たくないテレビに金など払いたくないだけ。しかも強制的に徴収とかもうね…
- マジで受信拒否させろ
- 東電に並ぶクズさだわ もうテレビの時代は終わってんだから とっとと事業から手を引け
- もう国営にしろよ
- いちど解体整理をしないと NHKはもうだめだわ
- ちゃんと国営になれ。 そしたら払ってやる
- コイツら特権階級かなにかなの? 国民投票でもいいから、NHKの「解体」もしくは「大幅な縮小」または「国営化」の是非を問うべきだと思うよ。
払う気はない、払いたくない、国営にしろとの避難の声しかあがらないようです。
放送法
現在の放送法は以下のようになっています。
放送法 第32条 (受信契約及び受信料)
1、協会の放送を受信することのできる受信設備を設置した者は、協会とその放送の受信についての契約をしなければならない。ただし、放送の受信を目的としない受信設備又はラジオ放送(音声その他の音響を送る放送であって、テレビジョン放送及び多重放送に該当しないものを言う。)若しくは多重放送に限り受信することのできる受信設備のみを設置した者については、この限りでない。
2、協会は、あらかじめ総務大臣の認可を受けた基準によるのでなければ、前項本文の規定により契約を締結したものから徴収する受信料を免除してはならない。
3、協会は、第1項の契約の条項については、あらかじめ総務大臣の認可を受けなければならない。これを変更しようとするときも同様とする。
NHKの放送の受信を目的とした受信機(テレビ)がなければ、契約は結ばなくてもよいということになります。
また、この放送法には罰則がありません。
つまり、現在の放送法では、契約を強制することはできません。
まとめ
NHKは国営となって税金として徴収するか、配信事業者から一括徴収するしか、全国民から公平に徴収する方法はなさそうです。
- 出典
- NEWSポストセブン