日本人モデルの草分け、山口小夜子の軌跡を辿る展覧会「山口小夜子 未来を着る人」が、4月11日から東京都現代美術館で開催されます。

山口小夜子とは

山口小夜子は1970年代にアジア人初のトップモデルとして世界の舞台で活躍しただけではなく、日本人女性の新たな美を確立。晩年は自身を「ウェアリスト（着る人）」と名乗り、若い世代の表現者達とともにファッションや音楽、演劇、朗読、パフォーマンスが混在する実験的な試みに取り組むなど、2007年にこの世を去るまで時代の最先端を走り続けていた。

なんというか、写真自体は昔のものでも、小夜子さんだけは現代にいるような、そんな感じです。時代を感じさせません。

展覧会概要

本展では専属モデルを務めた資生堂のアーカイブをはじめ、彼女をミューズにしていた数々のデザイナーの作品や彼女が所有していた服が展示されます。また、ファッション写真からアート作品まで被写体としての山口小夜子の魅力を紹介。

晩年に彼女とコラボレーションを行ったアーティスト達による「小夜子」をテーマにした新作映像作品など、会場に山口小夜子の雰囲気、姿、声が点在する体感型の空間が演出されるなど見どころ満載です。