スノーボード角野友基、ソチでの敗退から1年。代表チームを率いてわかったことが深い

おもしろかったら友だちとシェアしよう!

ソチで敗退し、心の傷を負った角野選手(18歳)、それでも代表合宿に集まったメンバーの中ではオリンピック経験者ということもあり、リーダーシップをとることに…。

日本テレビ『NEWS ZERO』の特集インタビューで、語った言葉には重みがありました。

『自分が回り道して、回り道して、辿り着いたことを「近道」してほしいから教える。』

日本テレビ『NEWS ZERO』 ーより引用

大の大人が組織の管理職について、なかなか辿り着けない気持ちに、18歳の角野選手は心の傷みを抱えながら、ほんの数ヶ月で辿り着いてしまいました。

大人たちが「なんで教えなきゃならないんだよ」「自分で考えろよ」「俺だって苦労したんだから、お前も苦労しろよ」と思ってしまって結果うまく部下が育たない、なんてことをさらっと乗り越えていました。

そして、こうも言っています。

『他人に教えるには、それを感覚ではなく理解しなければいけない。他人に教えることで、感覚だけでやってきたことを理解し、さらに深く追求することが出来る。』

日本テレビ『NEWS ZERO』 ーより引用

こちらも、教える立場に立った多くの大人たちがなかなか気づけないこと。部下に教える立場になって「なんで、こんなに簡単なことがわからないんだよ」なんて悩んでいる大人はたくさんいるというのに。

教える立場になって数ヶ月の18歳の少年は、上記の大人の意見のような自己中心的な意見を覆し、「他人に教えることは自分のためになる。」というポジティブな思考を持っていました。

そして、その成果なのか先日の大会『Air + Style in LA』では誰も出来なかった大技『スイッチバックサイド・トリプルコーク1620』に史上初で成功して優勝するという、偉業を成し遂げました。

角野選手はリーダーシップの才能を持っているのかもしれませんね!これからのスノーボード日本代表の活躍に期待です!!

画像出典
ヘビースノーカー
出典
YouTube