Twitterで投稿された、『うつ病のときのものの見え方等』の画像が話題を呼んでいます。よく聞くうつ病の症状が書き込まれていて、自分が経験した症状にあてはまった人からの共感と、あてはまらなかった人からの反感が飛び交っているようです。
友人が描いた「うつ病のときのものの見え方等」。すごいのでシェア許可をいただいて掲載。 pic.twitter.com/DcM6JWuEYf
— dicegeist (@dicegeist) 2015, 2月 17
悲壮感、不安感、空虚感、絶望感、焦燥感、罪悪感、短気、痛み、気分が休まらないなどといった症状を抑うつと言い、抑うつを伴う症状をうつ病というらしいですが、それぞれの気分を簡単な言葉では言いあらわせても患者の状況や原因によって症状あらわれかた様々なのだと思います。また、うつ病自体も重症度や病前性格によって多く分類されますので、すべてのうつ病患者がまったく同じ症状とは限らないようです。
この絵の作者の方は、おそらく絵のなかに書き込まれているように、悲壮感、不安感、空虚感、絶望感、焦燥感、罪悪感などの部分が強くでて、悪い方向に偏った考え方になってしまう症状に悩まされたのだと思われます。
そして、最後に書かれている「自分の存在=世界の損失」という部分は、現実の地球上といった世界ではなく、あくまで自分の身の回りにある世界に対して悪影響を及ぼしてしまうという考えに取り憑かれたのではないかと思います。
自分の一挙一動に反応する時間を割いてくれる友人や家族に対して、「快方に向かって欲しい」という相手の気持ちは嬉しく思っているものの、自分が「それに応えられていない」という気持ちが現れた言葉なのだと思います。
症状が重い場合や、その人の病前性格によっては、このような感謝の気持ちすらも考えられなくなるそうです。
ネットの反応
- うつになりやすいやつって真面目で仕事しているやつらしいから逆を言えばニートで何も考えないやつはうつにならない。ということは無職はうつにならない。無職最高!
- 世界の損失とは大きく出たなぁ
- 世界の損失は言いすぎだけど概ね同意できるな
- 大抵気の持ちよう 本気で鬱な人と比べてはいけない
- 生きてる事が世界の損失って自分過大評価しすぎ お前なんて誰も気にしてない、だから生きてていいよと言ったら どう反応するのかしら
- 「自己の過小評価」と「世界の損失」の違和感
- 世界の損失って言っても この場合の世界は普段接する身の回りのことを指してる
- 鬱の人「私なんて生きてる価値ない・・・死のう・・・」ってよく言うイメージあるじゃん?たぶんアレ
- 賛同してる奴の中にどれだけファッション鬱がいるのかね
- 正にこれで本当に鬱の人間は大抵自覚ない これはただの苦しんでる自分カッコイイ的な自己陶酔
実際にうつ病を経験した方、経験していないが情報だけある方、身近に経験者がいた方、いろいろな方が反応を投稿されているのでしょうが、症状の現れ方は患者の原因と環境や性格や進行度によって様々でしょうし、一概には言えないはずなのですが、インパクトが強くて自分の知っているうつ病以外を認めたくない方が多い印象ですね。
作者の方は、絵にある文章からすると症状がよくなったように思えます。よかったですね!