愛媛県の女子高校生2人「チーム・ニモ」が『カクレクマノミがイソギンチャクに刺されないのはなぜか』を解き明かし、第58回日本学生科学賞で最高賞の内閣総理大臣賞(高校の部)を受賞しました。
チーム・ニモは1年の山本美歩さん(16)と重松夏帆さん(16)の2人、ハタゴイソギンチャクが「刺胞」から毒針を射出する仕組みを解明し、高い評価を受けました。
海水をつけた指は毒針に刺されるのに、真水をつけた指は刺されにくいことへの疑問が研究を始めたきっかけでした。
元々は、カクレクマノミが稚魚の時に、共生するハタゴイソギンチャクをどうやって識別するのかを研究するつもりだったそうです。
ところが、実験でカクレクマノミの産卵数が足りず、テーマを変更しました。
夏休みに愛媛大で行われた科学実習の時間に、教員らと意見を交わすことで弾みをつけ、調べていくうちに予想通りの結果が出て、どんどん意欲が湧いてきたのだそうです。