節分というのは、季節の変わり目に邪気(鬼)が生じると考えられており、それを追い払うための悪霊ばらい行事なんだそうです。平安時代頃から行われている「追儺」という行事に始まり「桃の枝」への信仰にかわって、炒った豆で鬼を追い払う行事となったのだとか。
1985年までは2月3日じゃない年もあった?
節分は立春の前日です。立春は太陽黄経が315度となる日です。このように、間接的に天体の運行に基づいているので、日付は年によって異なります。
節分の日付は現在は毎年2月3日ですが、これは1985年から2024年ごろまでに限ったことで、常にそうではないそうです。
1984年までは、4年に1度の閏年に2月4日だった。2025年から(2021年からになる可能性あり)は閏年の翌年に2月2日になる。
節分 | Wikipedia ーより引用
未来では予測となるようですが、次の表で何日が節分なのかわかるようです。
豆まき
豆まきの方法は地域や家庭によって様々なようです。穀物には生命力と魔除けの呪力が備わっていると言われ「魔目(豆・まめ)」を鬼の目に投げつけて鬼を滅する「魔滅」に通じるのだそうで、鬼に豆をぶつけることにより、邪気を追い払い、一年の無病息災を願います。「鬼は外、福は内」という掛け声とともに豆を撒き、撒かれた豆を自分の年齢(数え年)の数だけ食べます。
地域による違い
- 自分の年の数の1つ多く食べると、体が丈夫になる
- 豆は後方に撒く
- 掛け声が「鬼も内」「鬼は内」(「鬼」の付く姓の家庭や鬼を祭神または神の使いとしている神社など)
- 落花生を撒く(北海道、東北、北陸、南九州地方に多い)
- 米、麦、かちぐり、炭などを撒く(現在は殆どいないと思われます)
恵方巻き
大阪などでは太巻きを「巻き寿司」「丸かぶり寿司」や「恵方巻」と呼び食べます。
太巻きには7種類の具材を使い、その数は商売繁盛や無病息災を願って七福神に因んだもので、福を巻き込むと意味付けされています。具材は特定の7種の素材が決まっているわけではありません。
節分の夜にその年の恵方に向かって無言で、願い事を思い浮かべながら太巻きを丸かじり(丸かぶり)するのが習わしとされている。「目を閉じて」食べるともされる一方、春が来るのに障害となる”金気”を「笑い」という”火気”で滅ぼす(火剋金)という趣旨で「笑いながら食べる」という人もおり、これは様々である。
恵方巻き | Wikipedia ーより引用
2015年の恵方は西南西です。
まとめ
この表の計算でいくと1984年の節分は2月4日だったことになります。当時筆者は11歳だったはずですが、まったくそんな記憶はないのですが…。当時は情報はテレビやラジオでしか得られない時代ですから、このような事はあまり気にしなかったのかもしれませんね(笑)
- 出典
- Wikipedia 1・2