『ストップ!! ひばりくん!』の江口寿史先生がTwitterでイラスト指南する内容がすごくタメになります。内容はイラストですが、他の仕事に当てはめて読み替えても通ずるものがあるんじゃないでしょうか?
漫画雑誌でも何の雑誌でもいいんだけど、ゴミの日に出す前に「お、これは」と思う写真あったらスケッチするんだ。エンピツでもいいけど、出来ればぺンで。下描きしないで5分以内と決めて写真見ながら描く。これすごく練習になるからやってみ。 pic.twitter.com/8YRWcBNNDV
— 江口寿史 (@Eguchinn) 2014, 3月 26
指南の始まりはこんな感じでした。ふとした、生活の一部をきっかけにちょっとした練習を行うこと。
その通りです。成功しなくていいんです。自分の練習だから。 RT @endstartgo 下書き無しでペンで、失敗 の方が、下書き有りで、成功より練習になるのでしょうか?
— 江口寿史 (@Eguchinn) 2014, 3月 26
練習なので失敗を怖がる必要はない、と。下書きなしで最終形を書け、と。
時間かけちゃダメ。練習なんだから。 RT @naka55125881 何を描いてもデッサンの練習になるとやなせ先生言ってましたね。 5分で写真も描いちゃうんですか(笑)
— 江口寿史 (@Eguchinn) 2014, 3月 26
江口先生は5分で書き終えることを目標とすることに意味があると強調されています。
まず楽しいでしょ!それが大事。あと「5分かけて描く」じゃなくて「5分以内」ね。どんどん短縮できてったらそれがまた楽しい。 RT @momo_flowermoon 江口寿史先生のおすすめ練習法で、研ナオコさん。5分むずい!そして楽しい! pic.twitter.com/o5zYO8r0o0
— 江口寿史 (@Eguchinn) 2014, 3月 26
そして、それが出来れば更に時間を短縮と、やはり時間を強調されています。
その参考にしている写真の中にある情報=線のどれを省いて、どれをとれば一番それらしく見えるのか、自分の絵になるのか、その取捨選択を瞬時に行いながら描いています。自分のフォームを調整していく作業なんです。
— 江口寿史 (@Eguchinn) 2014, 3月 29
ここまで時間の短縮を強調していたのには、理由がありました。イラストにとって大事なのは自分の絵として仕上げること。これを無駄な部分を省き、必要な部分を残す。この取捨選択を瞬時に行うことを身につける。そういうことだったんです。
これは、別にイラストではなくても共通する内容ですよね。自分の仕事の中で必要なことを瞬時に見つけ、そうでない部分は極力省く。
ある人が言っていましたが、「プロに必要なことは120%仕事を10時間かけて仕上げることではなく、80%の仕事を2時間で終わらし、継続すること。」それぞれを100%にするのは時間が余ったときでいいのです。
作業は突き詰めれば無限にできますが、時間は限られています。限られた時間内にいかに多くの作業をこなせるか、が大事なんじゃないでしょうか?時間があけば、このような練習によって、次回の作業のクオリティをあげることも出来ますしね!