かっての幼児教育においては英語教育が最大の関心事でしたが、最近はプログラミング教育に注目が集まっています。既に2012年から中学校の技術家庭科では「プログラムによる計測・制御」が必修になっていますが、今後はより一層義務教育段階でのプログラミング教育が強化され、内容や学年の拡大が予見されます。そのような潮流のなか、アメリカのある幼児向けプログラミング教育キットが大きな反響を呼んでいます。
その名を「Bitsbox」!
この学習キットを開発したのは元Googleの敏腕プログラマのスコット・ライニンガーさんとエイダン・チョウブラさん。
二人とも自分たちの子供にプログラミングを教えているうちに、時間の経過とともにその「退屈さ」ゆえ、子供たちがプログラミングに対する興味を失ってしまうことに気付きました。
そこで子供たちが退屈することなく、ゲーム感覚でプログラミングを学習するキット「Bitsbox」を開発したのです。
体感的に学習できるようにPCブラウザ上で作業をします。自分が作りたいアプリケーションを選択したら、画面右側でコードを入力し、画面左側の仮想タブレットでそのコードを実行。ガイダンスはクイズ形式になっていて、ヒントも組み込まれているためゲーム感覚で進めていくことができます。
作ったアプリケーションはQRコードをスキャンすれば、自分のタブレットやスマートフォン(iOS、Android)にインストールして動かしたり、ソーシャルメディアで共有したりできます。
有料会員に毎月届くボックスには、10数本分のアプリに登場するキャラクターの絵本やカードなども入っているため、子供たちが飽きずに学習できる仕組みになっています。
現在、Bitsboxは、「Kickstarter」にて4万5000ドル(約540万円)を目標金額として出資を募集中。開始から3日で目標金額をクリアするなど大人気となっているこのプロジェクトへの出資期限は、日本時間の2015年1月23日午前1時16分までとなっています。
プログラミングも言語能力のひとつとすれば、幼児段階から学習を開始した方がより効率的に習得できるはずです。近い未来、到来するに違いないプログラミング全盛社会に備えるためにも、試してみてはいかがでしょうか?