炎上元となったのは1931年生まれの83歳の男性(Twitterプロフィール上は82歳)。テレビ番組での設問に対するつぶやきを行ったところ、反論・異論を唱える若者のTweetが殺到しました。
最初のTweet
驚いた!1万円のステーキをご馳走になるより、現金三千円を貰いたい若者が多い事実。我々ジジイと話しが合わない筈だ。食に興味が無い?不幸だろ!結婚もせず、馴染みの薄い異性とのSEX。淋しい部屋か。イヤイヤ生きてる若者が多くなった気はしていた。我々は家族で食ったり食わせたりに熱中した。
— kakinuma yosio (@chinnsan) 2014, 12月 22
あくまで設問に対する個人の感想であり、誰宛に言っているものではないのは明らかなのですが、これを自分の世代に広く説教されていると捉えた多数の若者が反応しました。
いまや「つぶやき」とは名ばかりでTweetは公共の場で声高らかに言っているのと同じことなので、このような反応もおきますよね。
Twitterユーザーの反応
@chinnsan それだけ今の若者の所得が低くて、生活に余裕がないだけですよ。
一万円の一回の食事より、三千円あれば1日の食費とちょっとした生活雑貨を賄えますからね…。
— さがらくだ (@udeosi_noren) 2014, 12月 22
@chinnsan お金がなくて健康保険を滞納してるから、体調不良でも病院へ行けない。とか、お金がなくてごはんを満足に食べられなくて、常にお腹を空かせてる。とか、心をやられてるから、そもそも楽しめるという感情が壊れてる。とか、贅沢なごはんを食べる段階に達してないんじゃないのでは?
— しのちゃ (@snbchan) 2014, 12月 22
@chinnsan 僕らは別に1万円のステーキに興味がないんではないのです。
手取り15万とか20万で、貰えるかも分からない年金と年々上がっていく税金を払い、物価も上がっていく中で生活してます。
車離れなんかもそうですが、所得が上がらないと生活以上のことはできません。
— さがらくだ (@udeosi_noren) 2014, 12月 22
@chinnsan
家族で食ったり食わせたりより、馴染みの薄い異性とのSEXに魅力を感じる中年男(笑)もいるんですが、まあそれはさておき、楽しく生きたいと思っている若い世代にも、それを困難にしている社会を作ってきた責任を棚に上げて説教がましい事を仰るのは、見苦しいですな。
— 竹内修 (@otfsx1228) 2014, 12月 22
やはり、以前から言われているように収入の格差が広がる社会の情勢から、自分の生活身の丈にあった選択を訴える人たちは多いようです。
@chinnsan 後から、最初に提示してもいない条件を補足して、いやそんなつもりじゃなかったとか言い訳するのは典型的な炎上ルートですよ。一万円のステーキの原価と三千円、しかも自由に使える三千円の価値を比較してご覧なさい。まあ、私なら貴方からなら、ステーキも三千円もゴメンですが。
— すとくら (@storm_sakura) 2014, 12月 22
@chinnsan 別に生活に困ってなくても3000円を選ぶと思うぞ。それだけステーキの魅力が薄れたって話だ。10万の高級ソープと30000円のどちらかなら、高級ソープを選ぶかもしれんけど。
— ホストネームの方☆野菜教 (@yasaikyo) 2014, 12月 22
一方で、一万円のステーキを言及し、ステーキの価値と時代による食への欲求の違いを訴える声も。確かに戦時中・戦後という時代とくらべると現代では高級とされた料理も安くて美味しいものも食べることが可能になった世の中になりました。生きた時代の違いで欲するものは違うのは間違いないでしょう。
まとめ
なんだ〜しっかりしてる人もイッパイ居る@bb_akg: @chinnsan 価値観が違うこともありますが、我々若者は先人が残した財産よりも負債の方ばかり教え刷り込まれてきた気がします。まぁ財産は生活に溶け込んでしまって今目に見えるのは負債だけでしょうが。
自分も三千円派ですが…
— kakinuma yosio (@chinnsan) 2014, 12月 22
結局は「食に興味が無い?不幸だろ!結婚もせず、馴染みの薄い異性とのSEX。淋しい部屋か。イヤイヤ生きてる若者が多くなった気はしていた。我々は家族で食ったり食わせたりに熱中した。」この部分のTweet本人の中での経験則と照らしあわせた上での感想と若者への希望をこめた発言を「好奇の目で見られている」と感じた若者が多かったようです。
もちろん価値観があわない若者からすれば、その希望も「押し付け」「大きなお世話」となるわけですが。
上述したように、社会の情勢や生活の実情から無難な選択をしているようですが、世の中が見ているほど『自分から望んで無難な選択をしているわけじゃない』ことが感じられました。「夢を持たない」とか「諦めきっている」人が多いとか言われる世の中ですが、意外にそうではない人が多くいるようです。
欲に対して裕福な時代だからこその価値観が、いろいろ社会問題視されていることもありますが、価値観が現代社会にあうのか、社会があわせていくのかというところは私にはわかりませんが、なかなか深いやりとりだとは思いませんか?
- 出典