火星上である気体が急増する現象が時折観測されているとの研究論文が、16日の米科学誌サイエンスに掲載されました。
そのある気体とは『メタン』。地球上では主な発生源は生物とされています。
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2012年に火星に着陸して以来、探査を続けているNASAの無人探査車キュリオシティーによって得られたこの最新の情報。サンフランシスコで開かれた米国地球物理学連合総会でも発表されました。
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キュリオシティーの着陸地点のゲール・クレーター付近では時折、メタンの生成または放出が起きているそうです。
カリフォルニア工科大学のジョン・グロッチンガー氏は「確認されたメタンの急増が火星での生命体およびその痕跡の発見を意味するとは限らない、さらなる調査が必要」としています。
残念ながらキュリオシティーには、生命が存在するかどうかを確認するための装置は搭載されていないようですが、もし本当に火星に生物がいたとすれば、あの火星に浮かぶ顔も、もしかしたら…?とはなりませんかね(笑)
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