図形 平行四辺形 算数 長方形 12本の隠された辺の長さの謎 MemCodeをフォロー おもしろかったら友だちとシェアしよう! facebook Twitter Google+ これは鎌倉女学院中学校の算数の入試問題で出された問題です。 タイトル図は、縦3cm横15cmの長方形の紙3枚を重ねたものです。水色の部分の面積が102平方cmのとき太線の長さの合計は何cmでしょうか? 答え 64cm まず、重なっている部分の面積の合計を計算します。重なっていない状態の紙3枚分の面積は3×15×3=135平方cmですから、重なっていて見えない部分は135ー102=33平方cmだとわかります。 そして、見えていない部分は平行四辺形となっていますが、高さは3cmで底辺部分の長さはわかりません。でも、3つの平行四辺形の面積を合計すると上記の33平方cmだということはわかっています。 これを図1のように考えて式にあてはめます。 「□×3+△×3+○×3=33平方cm」となります。これを「(□+△+○)×3=33平方cm」という式に直すと「□+△+○=11cm」だということがわかります。 今度は図2のように考えて、各平行四辺形のもう一方のわかっていない底辺の合計を同じように求めます。 やはり同じように「■+▲+●=11cm」となります。 各辺は2本ずつありますから、「(□+△+○)×2+(■+▲+●)×2」が見えなくなった部分の辺の合計になります。 □+△+○と■+▲+●はどちらも11cmですから、上記の式は「11×2+11×2=44cm」ということで、重なった部分の辺の合計は44cmだということがわかりました。 あとは全ての辺の合計からこの部分を差し引けば答えがでます。 (3×2+15×2)×3ー44=64cm 日能研「シカクいアタマをマルくする。」で出題された問題です。 出典 日能研